杉原紙×銅版の名刺で新しい一歩を


弊所のある兵庫県丹波市の隣町、
多可町生まれの和紙・杉原紙。
天然の楮を100%使用し、
900年以上続けられてきた伝統の技法で作られる、
自然な白さが特徴の、高品質の和紙です。

その品質の高さから
鎌倉時代には幕府の公用紙にも使われ、
「武士は杉原紙以外の紙に文を書いてはならない」
と言われるほど、武家社会に普及していたものでした。

その後機械による製紙法の普及などが要因となり
徐々に衰退し、一度は途絶えてしまった杉原紙ですが、
その輝かしい歴史と技術力を伝承したいという
研究家の手によって、昭和45年に復元。
現代もその美しく優しい白さや独特の手触りが人々を虜にしています。


この度弊所は、
二人で新たな事業を立ち上げるというご夫婦から、
ありがたいことにその第一歩を記念する、
杉原紙での名刺作成のご依頼をいただきました。

パリッとした質感のある杉原紙に
エッジの効いた仕上がりが魅力の
硬銅製の版を組み合わせて、
文字をシャープに表現しました。

名刺に利用した銅版自体も、文字がくっきりと浮き出て
その形が洗練されているので
見ているだけでも楽しめます。
銅版ならではの重厚感、経年による銅版の色変化も楽しめ、
高級感のあるオリジナルのオブジェとして飾っていただくこともおすすめしています。

紙 の 種 類        杉原紙(ミミ付き手漉き和紙)
印   刷   色   表面:1色(墨)
凸版の種類  硬銅版
使用印刷機  Salama-LP
プ レ ス 圧   medium

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