兵庫県丹波市柏原町の柏原八幡宮。
弊所のすぐ近くに位置しています。
境内には兵庫県指定重要文化財に指定される三重塔と釣鐘が現存。
神仏習合当時の景観が今に残っています。
毎年2月17日、18日に斎行する厄除大祭は「丹波柏原の厄神さん」と親しまれ全国各地より多くの参拝者で賑わいます。
今回ご紹介するのは、その柏原八幡宮の禰宜さんの名刺です。
もちろんこちらも活版印刷の名刺です。
柏原八幡宮さんには、前・宮司さん、現・宮司さん、禰宜さんとご家族3人に名刺をお作りしてきたことになります。
今回の禰宜さんの名刺、
使用した紙は、《マーメイド》という特徴ある名前の紙。
やわらかな波のような風合いが人気です。
製紙工程で織り模様のついた特殊なフェルトを用いており、
紙の表面に転写される風合いを「フェルトマーク」といいます。
その質感は、まるで人魚の住む海のさざ波を思わせるものとして、
「マーメイド」と呼ばれるようになりました。
そんな「紙にまつわる物語」もちょっと素敵な紙です。
マーメイドは色展開も豊富で、好きな色を選べるのも魅力のひとつです。
今回選ばれた淡いピンクも、優しい雰囲気が出てとても素敵ですね。
マーメイド全60色のカラーパレットは、「イノセント」「オーガニック」「ジャパネスク」「ポップ」
「フォーマル」「クラシカル」の6つのテーマがあります。
伝えたいイメージに合わせて、色味の中からセレクトするのも楽しい作業ですね。