地域の工務店社長の名刺を印刷いたしました。
建物はもちろん、持ち物にも細部にまでこだわりがある
とてもおしゃれな社長さんです。
本気名刺では、「とにかく厚みのある名刺がほしい」とのこと。
通常の印刷では、一番厚い紙でも0.4mmくらいが限界。
それ以上になると、やはり活版印刷の出番となります。
選んだ紙は、ソフトで自然な肌合いが魅力の高級感ある紙「ロベール」と、
古い民家の土壁のような風合いが人気の「バフン紙」を合紙にしたもの。
イラスト面はロベール、文字面はバフン紙です。
出来上がった名刺の厚さは、0.975mm。およそ1mmという分厚さは、
手に触れた瞬間の存在感で一線を画しています。
デザインもとっても素敵。
裏面はまるで絵本のような世界観の言葉とイラスト。
表面は亜鉛板でシャープな印圧を表現したシンプルかつ読みやすい文字組み。
こちらの工務店さんのような、しっかりとした線でシンプルなロゴは
まさしく活版印刷向きです。
社長の名刺はバフン紙とロベールの合紙で分厚さのある仕上がりでしたが、
スタッフさんの名刺はロベールのみで、柔らかい高級感を味わっていただけます。
納品の際には弊社のロゴ入の箱でお渡ししていますが、
社長の名刺だけ、ちょっと箱が閉まりきらない分厚さです。
紙の美しさと活版印刷の凹みが存分に楽しめる名刺、
この工務店さんとやり取りする機会がある方は、ちょっと素敵な名刺交換タイムが送れそうです。